2008年04月05日

妖怪[犬神]

妖怪事典犬神




鳥山石燕『画図百鬼夜行』
犬神(いぬがみ)は、狐憑き、狐持ちなどとともに、西日本に最も広く分布する犬霊の憑き物(つきもの)。近年まで、大分県東部、島根県、四国の北東部から高知県一帯においてなお根強く見られ、狐の生息していない四国を犬神の本場であると考える説もある。また、犬神信仰の形跡は、島根県西部から山口、九州全域、さらに薩南諸島より遠く沖縄県にかけてまで存在している。 なまって「インガメ」、「イリガミ」とも呼ばれる。





犬神の由来

犬神の憑依現象は、平安時代にはすでにその呪術に対する禁止令が発行された蠱術(こじゅつ:蠱道、蠱毒とも。特定の動物の霊を使役する呪詛(じゅそ)で、非常に恐れられた)が民間に流布したものと考えられ、 飢餓状態の犬の首を打ちおとし、さらにそれを辻道に埋め、人々が頭上を往来することで怨念の増した霊を呪物として使う方法が知られる。また、犬を頭部のみを出して生き埋めにし、または支柱につなぎ、その前に食物を見せ置き、餓死しようとするとき、その頸を切ると、頭部は飛んで食物に食いつき、これを焼き、骨とし、器にいれ、祀る。すると永久にその人に憑き、願望を成就させる。犬神は代々伝わり、他家はその家と婚姻関係をむすばないという。しかし、犬神の容姿は、若干大きめのネズミほどの大きさで斑があり、尻尾の先端が分かれ、モグラの一種であるため目が見えず、一列になって行動すると伝えられている。これは、犬というより管狐やオサキを思わせ、純粋に蠱道の\xA1 5$H$$$&$o$1$G$O$J$$$H9M$($i$l$k!#$`$7$m8QNn?.6D$rCf?4$H$9$k5$NCf3K$r@.$7$F$$$k$H9M$($i$l$k!#



犬神持ち

犬神は、犬神持ちの家の納戸の箪笥、床の下、水甕(みずがめ)の中に飼われていると説明され、他の憑き物と同じく、喜怒哀楽の激しい、情緒不安定な人間に憑きやすい。これに憑かれると、胸の痛み、足や手の痛みを訴え、急に肩をゆすったり、犬のように吠えたりすると言われる。犬神の憑きやすい家筋、犬神筋の由来は、これらの蠱術を扱った術者、山伏、祈祷者、巫蠱らの血筋が地域に伝承されたもので、多くの場合、漂泊の民であった民間呪術を行う者が、畏敬と信頼を得ると同時に被差別民として扱われていたことを示している。というのも、犬神は、その子孫にも世代を追って離れることがなく、一般の村人は、犬神筋といわれる家系との通婚を忌み、交際も嫌うのが普通である。四国地方では、婚姻の際に家筋が調べ\xA1 $i$l!"犬神の有無を確かめるのが習しとされた(現在でもある程度行われているようである)。その対処の仕方は、部落差別の構造と同様であると言ってよい。犬神持ちの家は富み栄えるとされているが、一方で、狐霊のように祭られることによる恩恵を家に持ち込むことをせず、祟神として忌諱される場合もある。



犬神を取り扱った作品


  • 阿佐ヶ谷Zippy

  • あまつき

  • 犬神 (漫画)|犬神(外薗昌也)

  • 狗神(小説:坂東眞砂子、映画:2001年東宝)

  • いぬかみっ!

  • 犬神の悪霊

  • GS美神 極楽大作戦!!

  • 地獄先生ぬ〜べ〜

  • 犬神博士

  • しゃばけシリーズ

  • Missing

  • 犬神家の一族




    関連項目


  • 妖怪

  • 憑きもの筋


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    2008年04月04日

    妖怪[一反木綿]

    妖怪事典一反木綿




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    2008年04月03日

    妖怪[あかまたー]

    妖怪事典あかまたー


    現在(2005年8月)の所、あかまたーとは、次の2つを指しているものと思われる。#あかまたーとは、蛇の一種であるアカマタが、若く麗しい漁師(または美女)に化け、女性(青年)を言葉巧みに騙して殺害するという、沖縄県|沖縄の妖怪である。
    ・アカマター・クロマターとは、石垣市|石垣島宮良(みやら)の豊年祭に登場する2柱の神様である。注記:アカマタとは、沖縄の言葉でまだら蛇を指す。上記の妖怪、或いは神と、何らかの関連があると思われる。ここでは2のアカマター・クロマターについて説明する。



    アカマター・クロマターについて




    [特徴]

    アカマターとクロマターの2柱の神は全体が草に覆われ、ずんぐりとしていて、だるまやフクロウの様にも見える。背丈は180cmほど、アカマター(赤面)とクロマター(黒面)は縦長の鼻に丸い目と細かいギザギザの歯で構成され目と歯の両端に細長いヒゲもある。目と歯に光が当たると反射して神秘的に輝くのが印象的である。


    [祭りの内容]

    夕方に何処からか現れ、村の一軒一軒を一夜かけて回り、朝方に何処かへ消えてしまう。まず、数十人の太鼓隊が家々の門を潜ると、縁側から向かって左右に分かれて庭の周辺に登場し、太鼓を叩きながら歌いアカマターとクロマターを呼ぶ。その後、アカマターとクロマターは門を潜り左右に分れ庭の中央に登場する。アカマターとクロマターは棒を両手に持ち、威勢のいい太鼓隊の歌にあわせ、棒を叩いてユーモラスに踊る。アカマターとクロマターは「なみだ」と呼ばれる殺気(精霊が宿っている)だった者達に厳重に警護されながら移動する。


    [祭りの背景]

    この祭は7月頃に行なわれるが、通常は島民にも知らされず非公開となっており、謎と緊張感に満ちている。写真撮影、スケッチ、模造などは禁止されている。
    もしもそのような行為を村人に見つかった場合、生命の保障はされないとも云われている。この村(宮良)の先祖は八重山諸島の小浜島からの移民であり、アカマターもまた小浜島から引き継がれたもの。同じ八重山諸島の新城島(パナリ)の豊年祭りでも出現するという報告がある。なお、小浜島ではクロマターではなく、シロマターである。



    その他

    漫画ゲゲゲの鬼太郎では、「アカマタ」の名前で南方妖怪として登場。アニメ3作目、4作目、5作目、さらに劇場版にも登場し、その内4作目、5作目では南方妖怪のリーダー的存在を果たした。



    関連項目


  • 日本の妖怪の一覧

  • アカマタ(ヘビ)


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    2008年04月02日

    妖怪[おとら狐]

    妖怪事典おとら狐


    おとら狐(おとらぎつね)とは、愛知県に伝わる狐の妖怪。



    概要

    おとら狐は人間に取り憑き、様々な悪戯する妖怪で、取り憑かれた人間は常時では考えられない言動を行う。「おとら狐」の語源はおとらという娘に狐が取り憑いたことから。狐憑きの地方版と考えられる。取り憑かれた者は左眼から眼脂を流し、左足がうずくように痛むと言う。これは、かつて長篠の合戦において鉄砲の流れ弾を受けた為と言い伝えられている。憑かれる者の多くは病人であり、憑かれると長篠の合戦のことや自分の身の上をよく語るようになるともいう村上健司 『妖怪事典』 毎日新聞社、2000年、84頁。おとら狐が人に憑くのは、本来長篠城の稲荷神|稲荷社の使いであったおとら狐が、長篠の合戦後に社を放置されたことを恨んでいるためといい、後にそれを鎮めるために長篠城の城藪稲荷におとら狐が祀られたと伝えられる。現在では社は、愛知県新城市の大通寺に移されているムー (雑誌)|ムー編集部 『日本の妖怪の謎と不思議』 学習研究社、2007年、65頁。



    主な伝承

    愛知県の郷土研究社が1916年に出版した『郷土研究』にはおとら狐に取り憑かれた人間のさまざまな様子が伝承として記録されている。

  • 老人がおとら狐に取り憑かれた。歯が無いのに生魚をバリバリと食べていた。

  • 寝たきりの老婆におとら狐が取り憑き、一晩中踊り明かした翌朝に亡くなった。

  • 病気療養をしていた母におとら狐が取り憑いた。排泄物には与えていない物が入っていた。また、同書にはおとら狐を取り除く方法として、陰陽師や修験者による祈祷か、秋葉山の奥に住む山住様(御犬様)を迎えてくると良いと記されている。



    脚注・出典




    外部リンク


  • 国際日本文化研究センター怪異・妖怪伝承データベース


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