2008年03月14日

妖怪[油すまし]

妖怪事典油すまし


油すまし
油すまし(あぶらすまし)とは、熊本県に伝わる日本の妖怪の一種。



概要

全身に蓑を羽織り、油の入った瓶を持った老人の格好をしており、草陰から突如出現し、通行人を驚かせる。その正体は油を盗んだ罪人の亡霊と言われていたが『幻想動物辞典』- 草野巧,ISBN 9784883172832、実際には伝承が少なく謎の妖怪であり、有名な蓑を羽織った地蔵のような姿も実際には水木しげるの創作である(文楽に用いられる「蟹首」という名称の人形の頭がモチーフ)。2004年に天草諸島で「すべり道の油すましどん」と呼ばれる石像の一部が見つかるも、それにまつわる言い伝えは一切不明となっている朝日新聞「栖本町-油すましどんの里」。油絞りの職人がまつられて神になったものが、時を経て妖怪に変じたようだ西日本新聞WordBOX-妖怪・油すまし。初出となる「天草島民俗誌」には油ずましの名称で記載されている。それによれば熊本の天草郡栖本村字河内(現・天草市)と下浦村(同じく現・天草市)とを結ぶ草隅越という峠道に現れたとされ、孫を連れた老婆がそこを通りながら、昔この地に油瓶をさげた妖怪が現れたと孫に話していると、「今も出るぞ」と言いながら油ずましが現れたという『妖怪事典』- 村上健司,ISBN 9784620314280



登場作品




[ 漫画 ]


  • 水木しげるの漫画「ゲゲゲの鬼太郎」では初期の作品には登場しないが、1986年以降は鬼太郎ほか多くの妖怪がすむゲゲゲの森の村長という設定で登場するようになる。
    新しい妖怪がゲゲゲの森に住むには、村長である油すましの許可が必要とされている。
    将棋好きというキャラクターを与えられている。

  • 水木しげるの漫画「悪魔くん」(少年マガジン版)では髷を結い、小豆とぎと組んで悪魔くん&メフィストと戦った。

  • 立花晶の漫画「サディステック・19|サディスティック・19」にレギュラーで登場、愛称はすまちゃん。言葉を語らず仕草で対話する。

  • 小山田いくの漫画「すくらっぷ・ブック」では、主人公の一人・柏木晴がギャグ的に変化する姿としてしばしば登場していた。

  • 漫画「パタリロ」で主人公のパタリロがよく間違えられる


    [ 映画 ]


  • 大映映画の「妖怪大戦争 (1968年の映画)|妖怪大戦争」では日本の妖怪の取り纏め役を務めている。

  • 上記の大映映画シリーズに登場した油すましのオマージュとして、化け地蔵という名の類似した外見を持つキャラクターが「さくや妖怪伝」に登場している。


    [ 特撮番組 ]


  • 『笛吹童子#テレビ|新諸国物語 笛吹童子』(1972年)のレギュラーに油すましの三太郎が登場する。

  • 『怪奇大家族』(2004年)のエンディングに油すましのような妖怪がイラストで登場しており、本作に前述の「さくや妖怪伝」の妖怪が流用された事を考えれば、化け地蔵の登場が予定されていたのかもしれないが、結局登場せず、真相は不明。


    [ ゲーム ]


  • ソニー・コンピュータエンタテインメント|ソニーのRPG、「ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード」に「オイルすまし」という名のモンスターが登場する。名称、蓑を羽織った姿、手に持った酒瓶から、水木しげる版油すましのパロディであると思われる。



    脚注





    関連項目


  • 日本の妖怪一覧



    参考文献


  • 京極夏彦「妖怪の理 妖怪の檻」:角川書店 ISBN 978-4-04-883984-6-C0095



    外部リンク


  • 国際日本文化研究センター怪異・妖怪伝承データベース

    Quotation:Wikipedia - Article - History  License:GFDL


  • posted by 龍 at 04:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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