妖怪事典<鬼>
・日本に伝わる頭に角がある赤や青の肌をした巨人であり伝説の生物一覧|伝説の生物。
・
鬼(クェイ)中国では死んだ人間の亡霊のこと。
・まるで 1. であるかのような、恐ろしい性格、特定の物事に恐ろしく卓越した能力、などを持つ人間や動物。「重馬場の
鬼」(競馬)、「
鬼脚」(競輪競技で、まくり戦法を得意とする選手。特に、かつての井上茂徳選手を指す。)、「キックの
鬼」(沢村忠)など。
・「かくれんぼ」「
鬼ごっこ」「だるまさんがころんだ」など特定の遊びで、人を捕まえる役割、後ろにいる人を当てる役割など、他のメンバーとは違う役割を担う人間。「避けるべきもの」のようなイメージで捉えられるため、必死で
鬼から脱出して他の一般の中に戻ろうとするところに、
鬼を使った遊びの醍醐味がある。
・特撮テレビドラマ作品『仮面ライダー響
鬼』に登場する変容能力を備えた人間。(→仮面ライダー響
鬼#
鬼 (仮面ライダー)|
鬼 (仮面ライダー))
・仏典での夜叉、餓
鬼、羅刹のこと。
本項では、主に 1.2. について説明する。
----
鬼(おに)は、日本の伝説の生物一覧|伝説上の生き物。
一般的に
鬼という場合、幽霊や悪い精霊などのいわゆる「魑魅魍魎(ちみもうりょう)」の類とされているが、扱いとしては西洋で言う魔女に近い。その他、恐ろしい人を
鬼に例えることが多い。
由来
「おに」の語はおぬ(隠)が転じたもので、元来は姿の見えないもの、この世ならざるものであることを意味した。そこから人の力を超えたものの意となり、後に、人に災いをもたらす伝説上のヒューマノイドのイメージが定着した。さらに、陰陽思想や浄土思想と習合し、地獄における閻魔|閻魔大王配下の獄卒であるとされた。
おにの姿
最も知名度が高い姿は、頭に角と巻き毛の頭髪を具え、口に牙を有し、指に鋭い爪が生え、虎の毛皮の褌を腰に纏い、表面に突起のある金棒を持った大男である。これは、丑の方と寅の方の間の方角(艮:うしとら)を
鬼門と呼ぶことによるもので、牛の角と体、虎の牙と爪を持ち、虎の皮を身に付けているとされた。酒呑童子は赤毛で角があり、髭も髪も眉毛もつながっており、手足は熊の手のようであるとされている。
鬼は元々はこのような定まった姿は持っておらず、語源の「おぬ(隠)」の通り姿の見えないこともあった。まれには、見目麗しい男性の姿で現れて女を誘うことがある。
現在の
鬼の姿は仏教の羅卒が混入したものである。
具体的な鬼(または鬼とされた人間)
なぜか「童子」と呼ばれる者が多い。
酒呑童子(しゅてんどうじ)
茨木童子(いばらきどうじ)
ダイダラボッチ(別名 一つ目の鬼神)
九鬼嘉隆(くかみよしたか漢字は鬼の字の上の点がないもの くきよしたかは俗名)の座右の銘 故に乗船する安宅船に付いた名が鬼宿−後の日本丸)
牛頭馬頭(ごずめず)
速疾鬼(そくしつき)
独脚鬼(Tokebi)など
文学
童話などにも数多く登場する。
一寸法師
桃太郎
泣いた赤鬼
花咲じいさん
[ 漫画 ]
永井豪作品。しばしば、非情・非論理的な暴力の象徴としてしばしばとりあげ、鬼がストーリーの中心となる作品も数作ある。
鬼-2889年の反乱-
手天童子
地獄先生ぬ〜べ〜
シャーマンキング
中国における「鬼」
中国で鬼(クェイ)という場合、死霊、死者の霊魂のことを指す。中国では、直接鬼と呼ぶのはタブーであることから、婉曲して好兄弟ともいう。また日本にもこの思想が入っており、人が死ぬことを指して「鬼籍に入る」などと言う言い方がある他、元来の意味合いと混交したイメージでも捉えられている。従って、中国語で「鬼−」と言う表現は、必ずしも勇猛等を意味しない。戦前の日本軍で、ある将官が「鬼将軍」と渾名され、当人は軍人として誇りにしていたが、実はその痩せた風貌を揶揄したものであったというエピソードがこれを物語る。文禄・慶長の役の際、島津義弘の率いる軍勢を明軍は「鬼石曼子」と言って恐れたとの逸話においても「鬼」はその勇猛さよりも、「神出鬼没」の意味において使用されているものと思われる。また、中国の天文学や占星術としても、朱雀七星宿の一つの『鬼宿』として用いられた。
関連記事
桃太郎
節分
日本の鬼の交流博物館
二十八宿
外部リンク
鬼の研究
鬼サミット